日本に来た外国人がドラッグストアで「神買い」するものランキング
年々増加している訪日外国人(インバウンド)。LCCを増便している空港も多く、2018年10月10日時点では、およそ1589万人もの外国人が日本を訪れています(JNTOより)。この訪日外国人数は5年連続で過去最高を記録していて、2018年は上半期で1,500万人に突破したことから、政府が掲げている2020年に4000万人のインバウンド目標も現実味を帯びてきました。
なかでも東アジアは全体の73.5%と最も多く訪れています。内訳は、中国25.5%、韓国25.3%、台湾15.8%、香港7.0%です。ほとんどの方が観光目的で、平均支出額は1人あたり平均で約15万円。支出内訳によると圧倒的に買い物にお金を使う方が多いようです。
2018年 中国の長期休み「国慶節」の影響は?
国慶節(こっけいせつ)とは、中国の建国記念日です。毎年10月1日に祝われ、10月3日までの3日間が法律上の休暇となりますが、週末と重なると1週間ほどの大型連休となります。2018年は最大7日間の大型連休となり、およそ国以外への旅行者は約700万人と言われています。国慶節需要は日本国内でも大きな影響を与えているのです。
2018年は国内で災害が相次いだ影響で観光客が少なくなる可能性が危惧されていました。しかし、中国大手の旅行会社Ctripの発表によると、2018年の旅行先の人気ランキング1位に選ばれ、多くのインバウンドが見込まれています。そんな訪日観光客ですが、実はその多くが日本のドラッグストアにも買い物で訪れているそうなんです。
外国人はドラッグストアで何を買ってるの?
日本ではおなじみのドラッグストアですが、外国人の姿も頻繁に見かけるようになってきました。最近では外国人が購入しやすいように、外国語のポップを出しているお店も少なくありません。また、免税カウンターが設置されているドラッグストアも多く、多言語を話せるスタッフが接客している姿も珍しい光景ではなくなってきました。そこでTRiP EDiTOR編集部が都内にあるドラッグストアの方に話を伺ってみました。
編集部:どのような商品が外国人に人気ですか?
販売員さん:うちは圧倒的にコスメが売れています。少し前までは医薬品が売れていましたが、最近では化粧品関係が人気みたいですね。
編集部:どれくらい購入していくのですか?
販売員さん:数万円単位で買っていかれる方も結構いますね。どかっと購入される方が多いです。新宿や渋谷、秋葉原などは集団で訪れて大量に買っていくそうです。
ドラッグストアで売れている商品ランキング
外国人は日本のドラッグストアで一体何を購入しているのでしょうか? 株式会社True Dataが「インバウンド消費実売動向レポート<ドラッグストア>」で商品実売個数ランキングを発表。今回は、外国人が日本のドラッグストアで購入しているアイテムのランキングと実際に韓国出身、台湾出身、中国出身の方に人気の理由を聞いてみました。おなじみのアイテムや知らなかったアイテムなどがランクインしていますよ。